31日(金)白銀にそれぞれのシュプールを描いて


















全校の子どもたち17名が参加し、八幡平リゾートパノラマスキー場で本校最後のスキー教室を行いました。当日は、小雪が舞い風が吹くこともありましたが、雪質がよく、時折晴れ間ものぞき、絶好のスキー日和となりました。
スキー指導は、いつもお世話になっている「おやじの会」の畠山さん、竹田さん、齊藤さん、砂子田さん、伊藤さんにお願いしました。子どもたちは五つのグループに分かれ、全員がリフトに乗り、広いゲレンデにそれぞれのシュプールを描きながら、思いっきりスキーを楽しむことができました。指導者の皆さん、一人一人の子どもに応じたスキー指導、ありがとうございました。おかげさまでした。
30日(木)ティンダル現象、薄明光線



朝、南東の空の雲の切れ間から太陽の光が漏れ、ティンダル現象による薄明光線(はくめいこうせん)が見えました。光の柱が放射状に広がり生出の大地へ降り注いでいました。 明日は、子どもたちが楽しみにしている八幡平リゾートスキー場でのスキー教室です。スキーにワックスを塗り、担任の先生から学校のビブスを受け取り準備は万全です。
29日(水)着雪、静寂の銀世界






未明から夕刻にかけ、断続的にしめった雪が降る日となりました。ホイールローダーの岩崎さん、南入口お向かいの伊藤さん、西入口南の伊藤さん、早朝からの重たい雪の除雪、ありがとうございました。今朝は寒さが緩みましたが、その分降る雪は湿って重たくべたべたとくっつく雪。フェンス、樹木、閉校記念碑などに、吹き付ける風で着雪。静寂の銀世界となりました。教室の窓からも真っ白な景色が広がる中、子どもたちは集中力を高め、図工の版画、国語の学習に真剣に取り組みました。
28日(火)しばれる朝の蒸気霧






今朝も生出は厳しく冷え込みました。冷たいはずの生出川の水面からは、まるで湯気が出ているように見える蒸気霧(じょうきぎり)が発生しました。周りの草木には霧氷も付着し、オレンジ色の朝日に照らされ幻想的な朝でした。火曜日の放課後は「本気道場」の時間。子どもたちは放課後学習に励みました。
27日(月)湿雪



26日の日曜日、未明から明け方の短時間で水分を多く含んだ湿った重たい雪、湿雪(しっせつ)が降り積もりました。しかし、昼頃学校へ来ると、校地内、横断歩道周辺はすっかり除雪されていました。今朝も早くからホイールローダーが動いていました。スキー山も補強されていました。岩崎さん、伊藤さん、地域の皆さん、いつもありがとうございます。おかげさまで、児童朝会で生出讚歌を歌い、今週も順調にスタートすることができました。
24日(金)「つながり」


校内の備品等整理を進める中で、事務さんが白い布地に描かれた大きな絵がきちんとたたまれてしまわれているのを見つけ、校長室へ届けてくれました。80号程度のカンバスサイズの大きな絵です。広げてみてこの絵の構成とデザインのクオリティーの高さに驚かされました。ほとばしるように湧き出す微笑みをたたえた水と流れ星、「生出 総合」の文字、それを囲むように、牛さん、クレソン、スズラン、キンボールorバスケットのボール(キンボールとは、カナダで考案された、運動神経、体力向上、人と人とのつながりや協調性を養うことを目的に作られたスポーツ:R5年度はグリーンキャンプで5・6年生が体験)、岩手山、ミニティ、ニワトリさん、鶏卵、開拓(農具)がほとばしる水の中に描かれ、それらを包み込む鮮やかで大きな虹の橋(希望や幸福の象徴)。その上で手をつなぐ子どもたちがやわらかい線とかわいらしいデザイン、パステルカラーで描かれています。生出の地域学習や体験から学んだことが、つながるように描かれているのがいいですね。すっかり気に入り校長室に飾っています。真ん中の、スズラン、ボール、岩手山、ミニティーのデザインが、アルファベットのようにも見えます。このナゾがわかる方がいましたなら、ぜひ教えてください。もちろん、岩大教育学部教授の田代先生にも報告済みです。笑っておられました。
全校給食のとき、子どもたちに、産休中の先生が先日ご出産された赤ちゃんのお名前と、その名に込められた願い「生まれた赤ちゃんを通じて、いろんな人を結び付けるような人になってほしい」ことを伝えました。直後に拍手が沸き起こりました。
赤ちゃん、すくすく成長してほしいです。
23日(木)校庭でスキー学習



3校時は全校体育、広い校庭でスキー学習をしました。スキー学習は学校の校庭を広く使って行っています。スキーで校庭の平地部分を周回し、スキー山に登り斜面を滑り降り、また平地部分を周回と、かなりの運動量があります。24日(金)に予定していた生出スキー教室は、生出スキー場が2月2日まで臨時休場となったため中止となりましたが、岩崎さんにつくっていただいた、オール雪でできた大きなスキー山と、ブランコの側の小さなスキー山、広いグラウンドを使って、昨日、今日とスキー学習を楽しみました。
22日(水)ランチルームで一緒に給食


今日もランチルームでみんなで給食。もちろん、準備も後片づけも子どもたち。この日はリクエストの音楽の日。先生のリクエスト曲「チェッチェッコリ」がかかりました。大運動会玉入れの振り付きダンスを思い出しました。クイズもありました。1月17日に、産休中の先生が元気な女の子をご出産されたことも伝えました。楽しい雰囲気の中、おいしい給食をいただいています。
21日(火)本気道場




毎週火曜日の放課後は、放課後学習「本気道場」の時間です。放課後学習は、学習した内容の習熟、定着を目的として、希望者が火曜日の放課後に算数や国語の復習プリント学習を中心に、算・国ドリルやAIドリルも活用し、自主的に進める学習の時間です。
子どもたちの学力向上を目指して、本校前校長の佐藤淳先生の在任期間中にはじめた本校学力向上プロジェクトの取組です。
今日の放課後も、子どもたち一人一人が本気になって、復習プリントやドリルを使った学習にチャレンジしていました。とてもいい姿です。
20日(月)季節外れの暖かさ






今日は二十四節気の一つ「大寒」。暦の上では最も寒い時期なのですが、季節外れの暖かい日となりました。日中の暖かさで、一面の雪でおおわれていた通路や屋根の雪はすっかりとけてしまいました。午後は、やわらかな日差しが降り注ぐ校庭で全校体育、スキー学習。子どもたちは、楽しそうにスキー山を滑り降りていました。
夜には、体育館で、第15回閉校記念事業実行委員会を開催しました。お集まりいただいた皆様、ありがとうございました。
17日(金)心配が吹き飛んだ朝









昨夜の退庁後、国道282へ向かう途中、吹雪となり、岩手山おろしの西風、南西の風が吹き荒れ、道路は吹きだまり状態となっていて、明朝の子どもたちの登校、教職員の出勤に影響が出なければいいなあと思いながら帰宅しました。
今朝、自宅周辺は今季一番の降雪。出勤途中の国道282号は圧雪アイスバーン状態。渋滞が始まろうとしているノロノロ運転の車列の中を北進中、学校の積雪の状況が心配でなりませんでした。
しかし、生出へ入るとその心配は、一気に吹き飛んでしまいました。国道を右折し学校へ向かう道路には除雪車の跡があり、沿道添いの地域の皆さんは、ご自宅周辺の広範囲を除雪してくださっていました。昨夜吹きだまりとなっていた道路の雪も除雪されていました。学校へ近づくと周辺はすっかり除雪されていて、お向かいの伊藤さん親子が学校前を、ご近所の方も周辺道路や歩道を、本校用務員さんが校地を除雪している姿が見えました。
校地に入ると、通路には、岩崎さんのホイールローダーのタイヤの跡が、しっかりと残されていました。通路、駐車場に積もった雪、吹きだまりの雪がきれいに除雪されていました。
ホイールローダーでスパッと除雪された、東側通路の吹きだまりとなっているところは40㎝以上の雪の層となっており、生出小の冬景色、雪の回廊が目の前に広がりました。早朝からの、みな様の除雪に深く感謝申し上げます。
この日の業間遊びは、体育館での全校ドッチビー、みんなで体を動かし楽しく遊びました。また、校庭でのスキー学習もスタートしました。保護者の皆様、搬入ありがとうございました。
16日(木)17名全員で最後の3学期をスタート






凛とした澄んだ冷たい空気、真っ白な校庭に降り注ぐ太陽の光の中、全校児童17名全員が元気に登校し、1校時に始業式を行い、生出小学校の最後の3学期がスタートしました。
【始業式での校長の話】
おはようございます。すわりましょう。
長い冬休みが終わり、こうしてみんなで集まって、生出小学校最後の3学期の始業式ができることを幸せに感じています。生出小学校で学ぶことができる最後の3学期は、41日しかありません.。短い3学期に、皆さんに頑張ってほしいことが大きく二つあります。
一つ目、今学期も、自分のめあて、目標をしっかりと立て、よいスタートを切ることです。毎日の学習や生活、運動、自分の仕事に真剣に取り組み、この生出小学校で、できることを増やしてほしいです。
二つ目、今年度の1学期、2学期で成果をあげてきた、全校遊び、縦割り清掃、全校給食、全校体育や全校での集会活動など、みんなで行う活動や学習の時間を大切にすることです。学級を越えた、他の人とも一緒に関わり合いながら、仕事や活動、学習をすることで、他の人と関わり合う力、お互いをわかり合い、気遣い、楽しさや喜びも、時にはうまくいかない残念な気持ちやもどかしさ、悲しみも、みんなで分かち合う力、上の学年の人たちが下の学年の人たちを引っ張る力、心を一つにして物事に取り組む力、悩んでいる人に寄り添い、困っている人を支える力を高めてほしいです。
前にも話しましたが、今から40年ほど前に閉校し、渋民中学校に統合した生出中学校が、生出小学校と一緒にあったときから、この生出の学校には、小学生と中学生が関わり合い、年上の人が年下の人を教え導き、かけ声をかけ、みんなで楽しみ、できない時や失敗した時にも、みんなで励まし合い乗り越えていく、いいこともそうでないことも、みんなで分かち合うという生出の学校文化がありました。
学年、学級を超え、一人一人が他の人と関わり合いをもつことを大切にし、他の人の見方、考え方、やり方のよさを自分の中に取り入れ、自分の見方や考え方を深め、広げてほしいのです。関わり合うことで、他の人のよさから刺激を受け、皆さん一人一人の考え方、仕事の仕方や行動の仕方、学び方をよりよくしてほしいのです。人と関わり合いながら、自分の力をより高め、学級の集団の力を、学校全体の集団の力をより高めるように、つなげてほしいです。
閉校の年度、最後の生出っ子となる17名の皆さんには、この学校文化の灯を灯し続けてほしいのです。
そして、そのことが、3年生、4年生、5年生の皆さんが、4月に、大勢の子どもが関わり合いながら学ぶ、統合先の渋民小学校で次の学年へ進級し、また、6年生も多くの生徒が関わり合いながら学ぶ渋民中学校へ進学し、さらに高いレベルの学習や生活をするときの、大きな大きな準備となります。
皆さんの生出小学校は、まもなく閉校の日を迎えます。4月からは、4年前から交流学習に行っている渋民小学校に統合します。皆さんの生出小学校ができてから、76年がたちました。生出小学校になる前の、渋民尋常高等小学校生出分教室ができてからで数えると、118年の長い年月、この小学校は皆さんを守り育ててきました。
17名の皆さん一人一人が、地域の方々から大切にされ、学校と地域の方々が一緒なってつくりあげてきた、この生出小学校で学ぶ、最後の子どもです。
3月15日には、これまでお世話になった多くの方々をお招きし、午前中には「生出小学校閉校式典」を行い、午後には「思い出を語る会」を開催します。皆さんの発表場面もあります。その日が、皆さんが生出小で学ぶ最後の日となります。
一日一日を大切に、学校での一時間一時間の学習、行事などへの取組、生活、仕事、遊び時間、他の人と関わり合う時間を大切に過ごしてほしいです。最後の学期も、先生たち、学校の職員全員が皆さんを支えます。
立ちましょう。さあ、先生たちの方を向きましょう。明るく元気にあいさつしましょう。私の後に続けてあいさつしましょう。「よろしくお願いします」「礼」 前を向きましょう。終わります。



早朝から交通指導員の小森さんには、学校前の横断歩道にて、交通安全指導を行っていただきました。ありがとうございました。今学期も子どもたちの交通安全指導をよろしくお願いいたします。
岩手めんこいテレビさんが2名来校し、始業式の様子と、休み明けの5・6年生学級の様子を取材していただきました。夜6時9分からのニュース番組で放送されるとのことです。なお、一か月間は、Webサイトの方から視聴できるようにしてくださるとのことです。
15日(水)始業式の準備OK! 除雪に感謝


昨夜から断続的に雪が降りました。お向かいの伊藤さん、ホイールローダーで駆けつけてくださった岩崎さん、早朝からの除雪に感謝いたします。久々にまとまった雪が降り、夕方には、岩崎さんが校庭の雪を集め、スキー山を2倍の大きさにしてくださいました。子どもたちのよろこぶ姿が目に浮かびます。明日の始業式には、岩手めんこいテレビさんの取材が入ります。



10日(金)完璧な除雪に頭が下がります














今朝、校地内も、学校の周りの歩道も、車道も、完璧に除雪されてありました。昨日夕方から夜にかけての除雪、皆様に感謝申し上げます。岩崎さんには、今朝も校地の除雪をしていただきました。ありがとうございました。
9日(木)雪の華が満開









今朝は、明け方からの雪で一面真っ白。日中も雪が降ったりやんだり。桜、ナナカマド、クルミ、スギなど、周りの木々の雪の華が満開となっています。用務員さんが秋に丸く刈り込んだツツジや、ドウタンは真っ白な綿帽子をかぶってねむっています。早朝から向かいの伊藤さんが南入口の除雪をしてくださいました。ありがとうございました。
昨年、環境保全会の櫻聖四郎さんが設置してくださった蓮の大鉢の水の中で、何十匹も増えたメダカや、その中で成長した金魚の稚魚は、レインボーハス園の池の中で春を待っていますが、全部いなくなるとさびしいので、校長室の窓際の小さな水槽の中に何匹か残しています。校長室で一番元気なのは、私ではなくこの子達です。朝は寒いのでじっとしていますが、日が当たってくると元気いっぱい泳ぎ回っています。私が近づくと気配を察しさっとオオカナダモの中へ隠れてしまいます。夕方、日没時間前、岩崎さんが除雪に来てくださいました。薄暗くなるまでずっと、ホイールローダーで校地内の通路、裏の職員駐車場の除雪、スキー山づくりをしてくださいました。校長室のメダカと金魚と一緒に、雪の華と、除雪の様子を見ていました。赤いテールランプの光に温かさを感じました。また、雪がやんだ夕方から夜にかけ、ご近所の方々にも学校の周辺を除雪していただきました。大型の除雪車がヘッドライトで照らしながら車道を除雪してくださいました。皆様、いつもありがとうございます。ありがたいです。校庭へ出てみると、上弦の月2日後のお月様が東の空高くぽっかりと顔を出し、学校を、生出地域を見守ってくれていました。
2日(木)母校への思いに感激



午前中、巡視のために学校へ行くと、岩崎さんがホイールローダーで校庭の雪を集め、熱心にスキー山づくりをしてくださっている最中でした。この冬も校庭の雪は少なく、大きなスキー山をつくるためには校庭に薄く積もった雪を広範囲で集める必要があるのです。なによりも、年明け直後にもかかわらず、母校の子どもたちのためにスキー山をつくる思いがうれしく、何十往復もしながら雪を集め、力を尽くす姿に感激しました。お正月の校庭に、ディーゼルエンジンと、バックブザーの音がやさしく響いていました。
1日(水)New Year’s Day











